· 

アルコールと添加物

当院でダイエット中の30代女性から

「添加物が体に悪いのは知っていましたが、どうして痩せる・痩せないに関係あるんですか?」

と質問を頂きました

 

添加物と聞くと、どういうイメージをお持ちでしょうか?

 

私の以前のイメージとしては、味付けしたり食品を保存する為に役立つもの、という位置づけでした

 

口にするものなので、体に悪い物というイメージはなかったのです

 

 

ただ、それぞれの食品に含まれるものは少量であったとしても、それが積もり積もると体に何かしらの影響があることがダイエットを通して分かってきました

 

食事指導をしていると、家で食事をしている人の体重は、順調に落ちて行くんです

 

 

ですが外食の回数が多い人、ファーストフードやスーパーのお惣菜を食べている人は、体重の落ち方がよろしくなかったのです

 

そこで体重の落ち方が良くなかった人に、食材から手作りして食事を変えてもらったら、体重の減り方が早くなったのです

 

それで、添加物が体に何かしらの影響があることの因果関係が、よく理解できたんです

 

 

それでは、添加物が人間の体に入ったときにどういう風に影響するのか、説明しますね

 

口から入ったものは、胃で消化されて腸で吸収されます

 

添加物は栄養源になるわけではないので、解毒しないといけません

 

その解毒するところは、内臓の中の肝臓という臓器です

 

 

肝臓が解毒するものは、添加物の他にも、糖分や脂分やアルコールがあります

 

解毒器官は肝臓だけですから、肝臓に負担がくると痩せ難いのです

 

脂肪を燃やすのは、それらの解毒が終わった後に、最後だからです

 

なので、添加物などが多めに体に入ると、体に余力がないので痩せないのですね

 

 

肝臓に余計な負担を掛けないことが、ダイエット成功への近道です

 

質問をくれた方は、学生時代に栄養学を勉強された方なので、添加物の役割や人間の体への影響もよくご存知でした

 

 

ですが、添加物を取ると痩せにくくなるメカニズムまでは、学校では習わないのですね

 

ダイエットにどういう風に関係して影響を及ぼしているのか、想像もしないのです

 

栄養学を学んだ方でもそこがイコールで繋がらず、この部分をよく説明させてもらいました

 

 

痩せる人と痩せない人の差で言えば、添加物を肝臓で解毒することが大きな要因になっています

 

痩せるには肝臓の働きが良いことが、必要です

 

それはダイエットだけでなく、健康か不健康かの差にも繋がります

 

お解り頂けたでしょうか?

 

 

痩せにくい方は、一度ご自分の食生活を見直してみることをお勧めします

 

「まさか自分が!?」と、気付ける部分が何かしら出て来ると思いますよ

 

 

話をしていて最後に、この女性はピンッ!と来た様子でした

 

「だから、アルコールを飲むと痩せないんですね!」

 

とおっしゃったのです

 

ご名答、そうなんです

 

アルコールを飲むと、痩せないのです

 

原理は一緒です

 

 

なぜかと言いますと・・・

 

アルコールを分解するのも肝臓ですから、肝臓が元気でないと駄目なのです

 

もちろん、人によって処理能力は違います

 

お酒が強い人がよいわけではなく、栄養素の無駄な浪費がない人がよいのです

 

ダイエットで大事なところは肝臓です

 

肝臓に負担が掛かるようなことをしていると、痩せにくくなります

 

 

添加物、アルコール、脂、糖、塩、辛、薬

 

これらが体に入ると、肝臓がフル回転を始めます

 

人間の体にとって自然ではないものを無毒化する為に、解毒分解処理が始まります

 

 

ですがそのときに、栄養素(ビタミン・ミネラル)を大量に消費してしまうのです

 

よってダイエットに使える栄養が足りなくなり、脂肪燃焼が進まなくなるのです

 

ここは大事な部分ですので、覚えておいてくださいね

 

 

一日の中でどれだけのアルコールや添加物が口から入っているか、一度考えるのもいいですね

 

意外とそれらは隠れたところに潜んでいるもので、ダイエットのブレーキになっています

 

 

今日のブログの内容は、肝臓の大切さについてでした

 

これがダイエットの教科書に書いてあったとしても、私は理解出来なかったと思います

 

お一人お一人のダイエットに向き合い、食事内容を聞かせてもらい見せてもらうことで、初めて気付けたことです

 

当院でダイエットをされたお客様に、深く感謝しています